2026年9月17日(木)、葛飾公民館とコー連協の共催事業「おもしろ雑学講座・明治大学の博物館を見に行こう」を開催しました。
定員を大幅に上回る反響をいただいた本講座の企画・準備段階から、活気に満ちた当日の様子や参加者の皆様の生の声までを振り返ります。

■ 企画立案:数多くの案を検討し、問い合わせやリサーチを実施
今回の見学ツアーは、公民館の担当の方々と葛飾グループコーディネーターで数回にわたる検討からスタートしました。
ヤクルト工場などをはじめとする食品系の工場見学、ウェザーニュース、南極観測船などの社会見学、農業出前講座、さらには東大総合研究博物館、そのほか数多くの候補をリストアップ。
「天候や猛暑に左右されず、移動の利便性が良いか」といった参加者の安心・安全を最優先に、メンバーで手分けして問い合わせやリサーチを重ねました。

その中で浮上したのが「明治大学博物館」です。明治法律学校を前身とする同大学は法制史に強く、江戸時代の拷問や処刑に関する貴重な資料を擁しています。
知的好奇心を刺激する学びの場であると同時に、実はメンバーの「少し怖いもの見たさ」という本音も後押しとなり、今回の企画が決定しました。


■ 募集の反響:即日満員!惹きつけられた参加動機
市の広報8月1日号で募集を開始すると、受付初日に定員20名が即日満員となり、キャンセル待ちが出るほどの大きな反響がありました。 参加された方に理由をお聞きすると、
・「大学の博物館ってどんなところか、すごく興味をひかれた」
・「久々に大学の雰囲気を味わってみたい」
・「大学の博物館は一人では敷居が高く行きづらかった」
・「都内で見学できる良い場所を探していた」
などといった声があり、中にはご主人に誘われてご夫婦で仲良く参加された方の姿もあり、期待の高さが伺えました。


■ 実施日を想定した「下見」と、打合せ
本番の準備をするため、2026年6月11日(木)に公民館職員とコーディネーターで現地へ下見に赴きました。
実施日と同じような時間で西船橋駅に集合。お茶の水駅から大学までのルート確認をしながら明治大学へ。
同博物館の説明ボランティアの方々に、事前にメールや電話で相談していた内容を確認するとともに、博物館の構成や各部門の特徴・内容を詳しく説明してもらいました。
これにより当日の見学順序や班分けの進め方など、多くの事を確認することが出来ました。


この日は下見見学の終了後、みんなで学食体験もすることが出来ました。
■ 当日の様子:3班に分かれて深める学びと参加者の声
当日は参加者18名(スタッフ含め計25名)で見学。
全体概要の説明を受けた後、3班に分かれて「刑事」「考古」「商品」の3部門を30分程度を目安に、交代でボランティアの解説とともにじっくり巡りました。
◇【刑事部門】法と刑罰の歴史を辿り、人権を考える
1929年設立の「刑事博物館」を前身とし、過去の歴史から法と刑罰を考える同館最大の目玉エリアです。




戦国時代の「今川仮名目録」や江戸時代の高札、捕者道具などの実物資料。人権尊重の視点から過去の非人間的な刑罰を省みるために復元された、ギロチンやニュルンベルクの鉄の処女といった貴重な拷問具・刑罰具が展示されています。
参加者の声
「ドラマと違うリアルな歴史に驚いた」
「自白させて罰する仕組みや、文書による厳格な手続きを知り驚いた」
◇【考古部門】日本考古学の発展を支えた75年の研究成果
1950年の文学部考古学専攻の発足以来、75年以上にわたる調査研究の歩みを公開するエリア。


旧石器時代の存在を証明した群馬県「岩宿遺跡」をはじめ、埼玉県砂川遺跡、神奈川県夏島貝塚など国指定重要文化財を含む貴重な出土品が並び、日本の豊かな歴史と生活文化の移り変わりを、映像や立体展示でわかりやすく解き明かしています。
参加者の声
「思っていた以上に興味深い展示ばかりで引き込まれた」
「歴史に詳しくなくても映像でわかって良かった」
◇【商品部門】生活文化を映し出す伝統工芸品の歩み
1951年の商学部資料室から出発し、日本の社会・経済の変容とともに形成されてきたコレクションを展示。


高度経済成長期から現代に至る時代相を映す鏡として、陶磁器、漆器、染織品、竹木工品、金工品、和紙など、我が国の生活文化の中で受け継がれてきた伝統的工芸品のあり方を検証するユニークなエリアです。
参加者の声
「ぜんぜん知らない世界が、いろいろ知れて楽しかった」
「もともと陶器に興味があったので、とっても面白く鑑賞できた」
※立ちっぱなしで90分を超える見学となりましたが、誰一人集中を切らすことなく、熱心に耳を傾けていました。
■ 参加者の声(全体の感想)
各部門への関心はもちろん、見学全体を通して温かく深い感銘の声が多く寄せられました。
・「これだけの貴重な資料をよく集めましたねえ。」
・「様々な資料に感銘を受けた」
・「解説を聞かなければ知らない事ばかりで、本当に感動した」
・「今度は娘を連れてまた来たい。
私は考古が一番良かったけれど、娘は多分刑事が好きそう。」
・「一人でも、また来られそうな場所だとわかって嬉しかった」


(※参加者の皆さんが楽しみにしていた学食体験は、改修工事のため利用できませんでしたが、現地解散後、同大学内のカフェテリアで食事を取られたり、神田・御茶ノ水エリアの散策を楽しむ姿もあったようです。)













