「災害の時だからこそ温かいごはん」をテーマに“親子で参加”の防災講座を開催しました。
開催日:令和6年8月25日(日) 10:00~12:30
場 所:葛飾公民館・実習室
今回は、小学生と保護者7組(1組2~3人の参加)合計20人の方々に参加して頂きました。ご両親とお子さん、お母さんと二人のお子さん、お父さんとお子さんなどいろいろな組み合わせでの参加でした。また、スタッフとしてコーディネーターと講師のSLメンバー併せて9名、総計で29名での講座となりました。
家庭にあるもので、災害時でもなるべく簡単に、そしていつもの温かいごはんが出来る事を試してみる講座です。
そのために、「ポリプロピレン製」や「高密度ポリエチレン」の袋を使って次の五つの料理に挑戦しました。
・お米に焼き鳥缶の中身を入れて焼き鳥ごはん
・ナス・ピーマン・ニンジン・ベーコンに塩昆布を加えて野菜のうま煮
・スナック菓子の“じゃがりこ”を使ったポテトサラダ
・市販の焼きそば麺にはキャベツと竹輪をプラス
・デザートは卵と牛乳と砂糖を使ったプリン
低学年の子が多かった様ですが、皆さん器用に包丁等を使い、手際よく材料を準備してくれました。コーディネーターも各テーブルにつき、危険が無いように見守りながら、ポイントごとにアドバイスをしました。
材料が揃ったら、メニューごとに用意した2種類の袋に入れ、熱湯に入れてそれぞれ時間通りに茹でたら出来上がりです。
盛り付けてみんなで試食をしました。
皿にはラップを敷いて、なるべく水を使わず後片付けが簡単にできるような工夫をしました。
プリン以外は、ゴミを少なくするため一皿に盛り付ける事もポイントです。
材料や調味料を袋に入れ、よく揉んでから口を輪ゴムで縛り、熱湯でゆでるだけと簡単な調理方法ですが、「意外とおいしい」という声が多かったようです。
試食の後、災害時にでも温かい食事作りが出来るような食材の備蓄(ローリングストック)、停電の時は冷蔵庫内の食材から使うなど、優先順位などについてみんなで確認をしました。
最近、災害が多いことで参加者の皆さんの関心も高く、真剣に話を聞く姿が印象的でした。
今後は「避難場所での生活の心得」「人命救助や応急処置方法」などの講座を希望とアンケートに書き込みもありました。